釣りは多くの人にとって楽しい趣味であり、釣具は欠かせない道具です。しかし、釣具は使用中に破損することがあり、修理が必要になることもあります。Bondic(ボンディック)は、液体プラスチックを硬化させる特殊な接着剤であり、釣具の修理や改造に非常に便利です。強力な接着力を持ちながら、硬化する前に形状を調整できるため、釣具の修理や改造を簡単に行うことができます。そこで、今回は新しい修理の方法として注目されている「Bondic(ボンディック)」という特殊な補修剤を釣具に使用する方法についてご紹介します。
Bondic(ボンディック)とは
Bondic(ボンディック)は100%防水・耐熱なツールです。溶剤を使用しない液状の接着剤で、付属の専用UV LEDライトで硬化します。Bondic(ボンディック)は、乾くと透明で永久的に接着します。何でも数秒で接着、組み立て、修復、穴埋めができます。金属、木材、プラスチック、石、レンガ、ガラス、セラミックなど様々なものに使えます。
Bondicを使用して釣具を修理や改造すると、以下のようなメリットがあります。
- 強力な接着力:Bondicは非常に強力な接着力を持っており、修理箇所をしっかり固定することができます。釣り用具にかかる水圧や引っ張りにも耐えるため、修理箇所が再び割れたり外れたりする心配がありません。
- 速乾性:Bondicは液体樹脂をUV光で硬化させるため、瞬時に固まります。従来の接着剤のように長時間待つ必要がなく、修理がスピーディに完了します。
- 用途の幅広さ:Bondicは液体樹脂を自由に塗布できるため、さまざまな形状や素材の釣り用具に対応できます。ロッドのクラック修理やリールの欠け修復など、幅広い用途で利用することができます。
- 耐水性:Bondicは耐水性があり、水中での使用にも適しています。釣り用具は水に濡れることが多いため、Bondicを使って修理することで、水中でも接着が強力に保たれます。
- 耐久性:Bondicで修理した釣り用具は、強力な接着力と耐水性により、耐久性が高まります。修理箇所が再び破損するリスクが低くなり、長く使い続けることができます。
修理や改造の準備
Bondicを使用して釣具を修理や改造する前に、修理や改造の対象となる釣具の状態をよく確認してください。必要に応じて道具を揃えて釣具をきれいに洗浄し、油分がある場合には脱脂しておきましょう。
材料や準備するもの
- Bondicスターターキット(Bondicペン、UV LEDランプ、クリーニングジェル、プラスチック溶液)
- 釣り具(修理や改造を行いたいもの)
- ペーパーウエス
- 脱脂剤(シリコンオフ等あれば)
- デザインナイフ(粗削り用に)
- サンディングペーパー(成型課程に)
- 微粒子コンパウンド(仕上げ等に)
あくまで参考例ですので、修理対象物に合わせて必要に応じて道具を揃えてください。
釣具修理に便利なボンディックの使い方と修理方法
Bondicの釣具への使用例: Bondicは釣具の修理に幅広く利用することができます。例えば、以下のような修理に使用することができます。
- 釣り竿のガイドの修理: 釣り竿のガイドが割れてしまった場合に、Bondicを使用して修理することができます。ガイドの割れた箇所にBondicを適用し、光を照射することで接着させることができます。
- ルアーの修理: ルアーが破損してしまった場合に、Bondicを使用して修理することができます。ルアーの割れた箇所にBondicを適用し、光を照射することで修理することができます。
- リールの修理: リールのハンドルやスプールなどが破損してしまった場合に、Bondicを使用して修理することができます。破損した部分にBondicを適用し、光を照射することで接着させることができます。
Bondicは釣具の修理に便利な特殊な接着剤として、驚くべき修理の可能性を秘めています。釣り竿のガイドやルアー、リールなどの修理に活用することで釣具を長持ちさせることができます。
使用方法については取扱説明書を必ず読み、指示に従って行いましょう。また、Bondicは強力な接着力を持つため、修理箇所が十分に硬化してから使用することをお勧めします。
今回は、リップの欠けたルアーを準備して修正していきます。
釣り具の破損箇所を確認し下地作りをする
Bondicを使って釣り用具を修理する前に、修理が必要な部分をしっかりと清掃しておきましょう。クラックや欠けのある部分に付着している汚れや油分をきれいに拭き取り、表面を乾いた状態にしておきます。釣り竿やリール、ルアーなどの釣り具にはさまざまなパーツがありますので、破損している箇所を確認しましょう。破片やバリがある場合は、ヤスリがけなどできれいに取り除いておきます。今回は、付属のヤスリでならしました。
Bondic(ボンディック)の塗布
ボンディック補修剤は二成分の液体を混ぜ合わせて使用します。パッケージに記載された手順に従って、ボトルを押して液体を混ぜ合わせます。Bondicは、作業性のよい形をした特殊なアプリケーターが付いています。まずは、アプリケーターを使ってBondicの液体樹脂を修理が必要な部分に塗布します。液体樹脂は自由に塗ることができるので、必要な量を調節してください。ボンディック補修剤を、破損している箇所に直接塗布します。十分に修理剤を塗り、肉盛りしたり破片がある場合はぴったりとくっつくようにします。
UV光で硬化させる
塗布した液体樹脂をUV光で照射します。Bondicのアプリケーターには、UV光が内蔵されており、ボタンを押すと光が点灯します。液体樹脂にUV光を当てると、すぐに硬化して固定されますので、修理箇所をしっかりと固定することができます。ボンディック修理剤はUV照射後に約数秒ほどで硬化し始めます。修理箇所がしっかりと接着されるまで、修理剤を固定して待ちます。修理箇所が大きい場合は、補修剤を重ねて塗布することもできます。
仕上げ
修理剤が完全に硬化したら、修理箇所の仕上げをします。ヤスリやデザインナイフを使って修理剤を整形し、滑らかな仕上がりを目指します。また、必要に応じてコンパウンドで磨きをしたり塗装などの仕上げ作業を行って完成させます。Bondicは非常に強力な接着力を持っているため、修理箇所がしっかりと固定されていることを確認してください。
以上が、ボンディックを釣り具の修理に使用する方法の一般的な手順です。ボンディックは強力な接着力を持ち、さまざまな素材に対応していますので、釣り具の修理に非常に便利です。
最後に
ボンディックは、釣り具の修理に便利なアイテムとして人気が高まっています。
Bondicの特徴として、液体プラスチックが硬化するまで形状を調整できることが挙げられます。これは、釣り具の修理や改造に非常に便利であり、従来の接着剤では難しかった細かい作業や形状の調整を簡単に行うことができます。
また、Bondicは非常に強力な接着力を持ち、耐水性や耐熱性にも優れています。釣りの際に水や湿気にさらされることが多い釣具に使用しても、強力な接着力を維持することができます。
今回は、ルアーのリップに使用しましたが、他の修理剤にはない硬度があり透明で目立たないのが嬉しいポイントでした。
Bondicを釣具に使用する際には、使用方法を正確に守り、注意事項を守って安全に取り扱ってください。また、Bondicの公式ウェブサイトや製品パッケージに記載された情報を参考にして、正確な使用方法を確認してください。
修理が必要な釣り用具がある場合は、Bondicを活用して自己修復してみてはいかがでしょうか。アングラーの皆さんにとって、Bondicは便利な補修剤として釣り用具の修理に役立つこと間違いありません!ぜひ試してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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