RECTER111Fは、細身のリップレスフローティングミノーでありながら、スローピッチゆらぎアクションを生み出します。スピードの遅いベイトを捕食しているシーバスに有効で、瀕死のベイトを演出する使い方や水面に浮ききらないベイトを捕食しているシーバスに効果的です。バチ抜けシーズンのみならずハクやイナッ子、イワシ、サッパ、サヨリなど水面付近にいるベイトを狙っているシーバスであればオールシーズン対応するシャローランナールアーです。今回は、ポップシークルー第2弾となる「レクター111F」をご紹介します。
バチ抜けだけではないレクター111Fの確かな実力
スローピッチゆらぎアクションでスピードの遅いベイトや瀕死のベイトを演出できるレクター111Fは、バチ抜けシーズンのみならずハクやイナッ子、イワシ、サッパ、サヨリなど水面付近にいるベイトを狙っているシーバスであればオールシーズン対応します。
実際にシャローエリアでハクやサヨリを追うシーバスを狙って釣果を得ています。水面付近をゆっくり引くことができれば案外イージーに食ってきますが、シンキングペンシルではゆっくり引くのに限界があります。レクターは、ゆっくり引いても水面でゆらぐので、超スローなシンキングペンシルのように使うことができます。
レクター111Fのスペック
モデル名 | 全長 | 重量 | タイプ | アクション | レンジ | フック | リング |
レクター111F | 111mm | 10.5g | フローティング | スローピッチゆらぎ | 0〜10cm | #8 | #2 |
RECTER(レクター)111Fは、ポップシークルーからリリースされている超スリムなスーパーシャローランナーです。
フックは#8を3フック搭載しています。マグネットとウェイトボールによる重心移動システムになっており、投げる時はしっかり振り抜いたほうがよく飛ばすことができます。
独特なリップ形状で水をかみながら揺らぎアクションを発生、潜行深度は0〜10cmで水面を意識しているシーバスに対して非常に有効なレンジとなっています。
レクター111Fのカラーラインナップ
カラーラインナップは全10種類でポップシークルーのルアーのカラーリングは個性的なものが多いです。大野ゆうき氏らしいこだわりのカラーリングで釣果につながるカラーリングであることは間違いないですね!
レクター111Fの使い方
レクター111Fの使い方は、難しいものではありません。しっかりとキャストを行い、スローリトリーブでOKです。リトリーブスピード次第で引き波を立てて引いたり、僅かに潜らせて流すことができるため、極めて浅いポイントでも使用可能です。
ゆらめきアクションを最大限活かすタダ巻き
ただ巻きではただ単に同一アクションではなく、流れの変化やリトリーブの強弱によってレクターはイレギュラーな動きを勝手に演出してくれます。アクションの弱いルアーであるため、タダ巻きだけでOKです。
シーバスの反応に合わせてスピードは何パターンか試してみた方がいいでしょう。また、超高速リトリーブで巻いても動きが破綻することもなく泳がすことができます。
普通のミノーでは出せないスピードでも使える幅の広さはひとつの武器です。
流れに馴染ませながらドリフト
シーバスにおいては外せないメソッドです。ルアーを狙ったポイントに流し込もうと思っても、シンキングペンシルではどうしても沈んでしまいます。狙いのポイントに到達後、直ちに水面を引いてくることはできません。
レクターは、シンキングペンシルのアクションを備えながらもフローティングルアーなので、狙ったポイントにルアーを流し込んだ後、すぐに水面をスローに引いてくることができます。ラインメンディングを伴うドリフトではなく、水面にラインをなるべくつけないドリフトがおすすめです。
これはフローティングルアーであるレクターの魅力の一つです。ドリフトがさせやすいのは最強の武器になります。アップでもダウンでも対応できるレクター111Fは魅力です。
トップウォーター的パニックアクションで誘う
レクターのリップでゴボゴボゴボッと水中で水を押出しアピールするイメージでロッドアクションをします。小魚が追いかけられてるイメージで水面をパニックアクションさせることもできてしまうのがレクター111Fのすごいところ。
シンキングペンシルでも同様なことができるルアーもありますが、比較的軽い入力のロッドワークでできてしまうのでやりやすいです。
レクター111Fを使ってみたインプレ
実際にレクター111Fを使用して体感したインプレは、よく飛んでレンジコントロールに優れていてスピード域の広さがあるということです。スイム姿勢も水平姿勢で綺麗にゆらぎアクションしてくれます。釣り方の幅が広がるパフォーマンスに優れたポイントを知ってみましょう。
細身を活かす抜群の飛距離
飛距離は10.5gのバチ抜けメインルアーにしてはよく飛ぶほうだと思います。ダイワのヒソカ120Fと同等かそれ以上な感覚です。マグネットとウェイトボールによる重心移動システムになっており、投げる時はしっかり振り抜いたほうがよく飛ばすことができます。
微波動が効くゆらめきアクション
レクター111Fは、水面~水面直下を超スローにゆらめきながら引くことができるルアーです。そのため、レクターが効くシチュエーションはナイトゲームがメインになります。
ナイトゲームでシーバスが水面を意識しているときは、どんなベイトであってもレクターは有効です。ボイル撃ちで、やや離れた場所を超スローに引くと、バイトを得ることができました。
レクターはナイトゲームのシャローエリアで、違和感なくシーバスに食わせることができます。
ベイトパターンにもマッチする
I字系のルアーよりもアピールでき、シーバスをひきつけるルアーな印象です。絶妙なアクションは、バチ抜けのみならず様々なベイトパターンに対応できます。実際に釣行した時には、えんぴつサヨリとハクの混合パターンでした。オールシーズン対応できるルアーで、タックルボックスへ常時入れておきたいルアーの一つです。
痒いところに手の届く新感覚のルアー
レクター111Fは極浅レンジ設定で誰でもどんなシャローも攻略可能です。水の抵抗を捉えやすいショートリップを搭載したヘッド形状で超スローピッチゆらぎアクションで浮遊系ベイトを狙うシーバスに対応します。フローティングタイプなのにテールスイングアクションでウォブリングもローリングもしない…。
今まで、ありそうでなかったカテゴリーのルアーになっています。レクター111Fは、そんな痒いところに手の届く新感覚のルアーです。実際にレクターを使って可能性をさらに広げ、より多くのシーバスに出会うことができるでしょう
最後までお読みいただきありがとうございました。
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