メタルエフェクトシリーズの超ロングキャストモデルがメタルエフェクトロングキャストです。メタルエフェクトステイフォールは縦の釣り、メタルエフェクトブレードは横の釣りなのに対して、メタルエフェクトロングキャストは飛距離を最大の武器とし、今まで届かなかったポイントを完全攻略できます。今回は、武器である飛距離とタフコンディションの状況下でもしっかり釣れるメタルエフェクトロングキャストの使い方とインプレをご紹介します。
メタルエフェクトロングキャストとは
Jacksonプロスタッフ井熊氏により、メタルエフェクトシリーズのロングキャストモデルが監修されました。飛距離を最大の武器としており、同社の遠投性能抜群であるギャロップロングアシストを超える飛距離は、サーフアングラーにとって大きな魅力です。
メタルエフェクトロングキャストのスペック
メタルエフェクトロングキャストのウェイトは、新たに16gを追加しての4種類となっています。ライトなタックルでも扱いやすい16g・22gから、ライトショアジギングで多用する32g・42gまでのラインナップで堤防からサーフまで、おかっぱりのあらゆるフィールドで活躍すること間違いありません。
Name / Weight | Size | Hook | 価格(税込) |
---|---|---|---|
メタルエフェクト ロングキャスト / 16g | 41mm | F#11 R#12 | ¥814 |
メタルエフェクト ロングキャスト / 22g | 45.5mm | F#11 R#10 | ¥847 |
メタルエフェクト ロングキャスト / 32g | 51.5mm | F#12 R#8 | ¥902 |
メタルエフェクト ロングキャスト / 42g | 56.5mm | F#13 R#6 | ¥957 |
メタルエフェクトロングキャストのカラーラインナップ
メタルエフェクトロングキャストのカラーラインナップは、全8色展開となっています。どのカラーも光量や状況に合わせやすいカラーラインナップで、グローストライプのカラーや黒のカラーが人気のようです。
飛距離特化!メタルエフェクトロングキャストの特徴とは?
リアバランス型特殊ボディ構造のぶっ飛び仕様であるメタルエフェクトロングキャストは、ウェイトの配分がややリアバランスに設定してあります。安定的な飛距離を出す為に特徴的な断面を持つボディー形状になっています。具体的にはベリーとバック部分にクボみを設けることで、飛行時に空気の流れる部分を作り、ブレを無くす事でより飛距離を稼げるようになっています。
飛距離だけではない特殊形状の恩恵
くぼみは水中においても水をつかんでくれ、シャクル時にもジグが不必要に水中で暴れる事を防ぎ、ライントラブルの減少にも貢献してくれます。側面に関してはメタルエフェクトステイフォールのようなくぼみは設けておらず、平面になっています。こうすることであらゆる角度からのフラッシング効果を最大限に引き出すことが可能になり集魚効果を高めています。
メタルエフェクトロングキャストの使い方
メタルエフェクトロングキャストは巻きで使用しながらジャークやトゥイッチなどのロッドワークはもちろん、フォールなども駆使して魚を誘っていくのが得意なメタルジグです。ここでは使い方についてみていきましょう。
幅広いスピード域でのただ巻き
着底後に操作し始めたらゆっくりと巻き続けながら低層をキープさせつつ手前まで丁寧にただ巻きだけでもOKです。『ジグヘッドワーム』や『シンキングペンシル』を使用した場合と同様の感覚で使えるメタルジグです。しっかりとしたアクションでフラッシング効果もあり、ヒラメに有効になる使い方です。
ストップ&ゴー
キャストしてボトムに着底したメタルジグをリフトして、狙っているボトムから約50cm前後の範囲の中でメタルジグをリーリングします。ストップのタイミングで必ずボトムに再度着底させます。
この時フォールするメタルジグの姿勢を邪魔しないようにロッドの竿先を少し送りこんでメタルジグが本来持つフォール姿勢をより自然な形になるようにしてあげる動作をあえて作り出すことがコツです。フォール姿勢もよくアピール効果の高い使い方です。
黒豹ジャーク
井熊プロの黒豹ジャークは、3回ジャーク(リールも3回巻く)しフォール、また3回ジャークしてフォールを繰り返すジャーク方法です。 ジャークで魚に興味を持たせフォールで食わせるという低活性なヒラメにも効果的な使い方です。
実際に使ってみたインプレ
ここでは、飛距離お化けの井熊プロだから飛ばせるのか…釣れるのか…。実際にサーフでの釣行で使用したインプレをご紹介します。メタルエフェクトロングキャストは、すぐにヒラメを連れて来てくれました。
タフコンディション下でも抜群の飛距離
釣行時は、小雨混じりで向かい風4メール前半程度で少し気にする程度の状況でした。タックルセッティングや釣り場の環境、また釣り人の技量次第で飛距離が前後するのはご理解ください。普段、ほぼ無風時で同クラスルアーの飛距離は100メーター前半くらいのアベレージです。あくまで参考程度にお考えください。
天気:曇りのち雨
風速:4メートル前半
使用ロッド:ダイワ 10フィート(MH)
使用リール:ダイワ LT4000番
ライン:PE0.8号、リーダーフロロカーボン20lb
使用ルアー:メタルエフェクトロングキャスト32g
サーフで使用されることの多い32gを投げて検証しました。飛距離は5投して多少のばらつきはあるものの向かい風の中で90メートル前半を常に記録できました。向かい風ではない条件のよい時に使用したかったのですが、小粒なので飛ばしやすく飛行姿勢もキレイでした。メタルエフェクトロングキャストは、安定して飛距離を出せるので大きな武器になりそうです。最長飛距離をたたき出せるか今後もチャレンジしてみたいと思います。
水の抵抗を感じやすい
まずはキャスト後のフォールで感じましたが、リヤ後方重心ながらフォールは思っていたよりも遅く感じました。これは、より水平姿勢に近い形でフォールしているためだと思われます。ギャロップロングアシストでは着底が早く感じていましたが、メタルエフェクトロングキャストはターゲットに対してよりフォールでアピールできるルアーです。
また巻き抵抗もあり、特殊形状のボディが水をかんでくれるのを感じました。流れの変化に気づきやすいため、ポイントを広範囲にサーチしながらもより釣れるポイントをしぼれるルアーです。
トラブルなくしっかりアピールする
メタルエフェクトロングキャストのクボみは、ロッドアクション時にジグが水中で暴れる事を防ぎ、ライントラブルもありませんでした。
側面に関しては平面になっています。あらゆる角度からの光の入射に対応し、水中でのフラッシング効果を波打ち際でも感じれました。小粒でよく飛んでアピール力もしっかりあるジグです。
最強の武器になるメタルエフェクトロングキャストを体感しよう
メタルエフェクトロングキャストは、タフコンディション下やあと少し届かなかったあのポイント、あのボイル、あのナブラに届かせることができるルアーです。遠投性能抜群で、サーチ能力も高い攻略の切り札になるでしょう。しっかりとした喰わせ能力のあるルアーなので、ルアーボックスに加えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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