ポジドライブガレージのメタルフラッターは2019年に発売され、5年の月日を経て2023年パワーアップしたNEWモデルが誕生しました。ジグミノーの飛距離とフラットサイドボディが生む派手なアクションはシーバス、ヒラスズキ、青物からヒラメやタチウオにも効果的です。メタルフラッターの釣れるキレッキレのフォールアクションは、着底範囲をはずしにくいのが特徴です。スローフォールでシャローも得意とし、ただ巻きOKなメタルジグです。新生メタルフラッターは、基本性能はそのままに本体の形状やボリュームを再構築!引き感・横流れへの対応力が向上し、メタルフラッターが持つ独特のフォールアクションがよりパワーアップしています。今回は、よりパワーアップした食わせ能力抜群のメタルフラッターをご紹介します。
メタルフラッターは縦の釣りを得意とするスイムジグ
メタルフラッターは同社のフラットフラッターのメタルジグ版です。スイミングもしっかりするシンキングペンシル要素を持たせ、センターバランスで水平フォールを得意とします。フォール中の滞空時間はそれなりに確保することができ、捕食が下手なヒラメ・マゴチ狙いでもフォールのバイトで十分食わせることができます。着底範囲をはずしにくいのが特徴で、狙ったポイントにフォールで魅せながら食わせることが可能です。
新旧メタルフラッターの違いとスペック
タイプ | 自重 (g) | 色数 | フック仕様 | リング仕様 | 定価 |
---|---|---|---|---|---|
旧メタルフラッター | 30g | 8 | #6×2 | #4 | 1,375円 |
旧メタルフラッター | 40g | 8 | #5×2 | #4 | 1,430円 |
新メタルフラッター | 35g | 8 | #6×2 | #4 | 1,430円 |
新メタルフラッター | 43g | 8 | #5×2 | #4 | 1,485円 |
メタルフラッターは30gと40gのラインナップのみでしたが、2023年4月に新たなモデルが登場しました。35gと43gが追加され、基本性能はそのままに本体の形状やボリュームを再構築しました。
NEWモデルと旧モデルを見比べると、ボディ側面のエッジが大きく違うのが見てとれます。この特殊な形状によりフォールでのアクションが大きく、リトリーブ時の引き抵抗感度も向上しました。
また、薄くなり体高が出たことによりより飛距離とフラッシング効果がUPし、アピール力と食わせの能力もさらにかね備えました。
メタルフラッター軽量モデル登場!
■Model:METAL FLUTTER 23g /メタルフラッター23g
■size:23g
■type:casting jig
■Hook:#8×2
■ring:#3
■ 【price】¥1.250 (税別) ¥1.375 (税込み)
メタルフラッターに、23gの軽量モデルが追加!
軽量となることで流れの弱い状況や、遠浅のサーフでは、軽量ならではのスローフォールを武器にした効果的なアピールと、極端な底付きを解消することで不要な場荒れを軽減するこ事が出来ます。
軽量による使い勝手は、サーフ以外の場所でも小型回遊魚や淡水でのトラウトにも効果的な一面を持ったモデルとなっております。
メタルフラッターの特徴と使い方
メタルフラッターの使い分けとしては、平常時や遠浅サーフなどでは35gを使用し、水深がありウネリや潮流によってボトムが把握しにくい場合と表面積の違いによるフラッシングアピールを強くしたい場合は43gといった具合に選択してみてください。
キレのよいアピール力のあるフォール
フォールでは水平姿勢で沈んで行くのですが、その際、小刻みに震えるような沈み方をします。シミーフォールと言われるアピール力抜群のフォールで他社製品のメタルジグと比べてもキレイなフォームで落とすことができます。
操作自体も難しい事はなく、狙ったポイント上で「沈める・落とすタイミング」でロッドティップを少し送り込むようにすればOKです。
ただ巻きだけでも釣果を出せる
ただ巻きでは、変則ウォブリングで泳いできます。遠浅サーフ・沖の瀬絡み・足元付近などはリトリーブオンリーで状況を探るの事も可能です。
先のフォーリングに関しても、水深1mあれば十分にフラッシングフォールによるアピールが可能ですので、都度の状況に対し、ストップ&ゴー・リフト&フォールの操作や、フォールタイミング・沈下時間も任意に調整すれば、水深・根や海草の有無にあわせて、バリエーションに富んだアプローチが可能となります。
メタルフラッターを使ってみたインプレ
実際に新旧メタルフラッターを使用してみました。センターバランスのジグの中では抜群の飛距離でよく飛びます。水平姿勢のフォールで沈下速度の滞空時間が確保でき、ヒラヒラしながら落ちていくアクションはターゲットを狂わせます。スローな巻きもアクションがしっかり出てアピール力があります。
ピンポイントに届けられる抜群の飛距離
メタルフラッターのようにセンターバランス寄りでヒラヒラ泳ぐジグはボディバランスが悪かったり、風が吹くと飛行姿勢が乱れて飛距離が落ちるものもあります。
この点メタルフラッターの場合は多少ミスキャストをしても空中でバランスが整い、キレイに飛ぶので使い勝手は非常に好感触でした。多少の向かい風の状況下でも、大きく飛行姿勢が乱れることも無く快適に使用できます。
だいたい向かい風3メーターほどで90m~90m後半ほどの飛距離を計測します。
よりコンパクトで小粒なジグと比較すると若干飛び具合は劣るが、サーフのフラットフィッシュ狙いでは特に不自由は感じない飛びを実現しています。また旧型に比べ、新型モデルの飛距離はやや伸びて、より得意のフォールや泳ぎを活かせるようなレベルアップを感じました。
沈下速度の滞空時間がより多く稼げる
旧型に比べ新型モデルのメタルフラッターは、より得意のフォールや泳ぎを活かせるように抵抗を受けやすくなっていると感じました。重量は増しているものの、ファットボディやはっきりとさせたラインのおかげで情報量は多くなりました。
旧モデルよりも沈下速度が遅く感じ扱いやすく、アピール力も増して捕食が下手なヒラメ・マゴチ狙いでもフォールのバイトで十分食わせることができる仕様になっています。
またメタルフラッターのようにトレブルフックを前後に装備したジグは、操作する楽しみとフッキングのよさがあり不意の大物へも対応できるメタルフラッターはおすすめできるアイテムです。
流す操作や潮流変化を感じやすい
メタルフラッターはフォールだけでなく、横からの流れへの対応力が向上しました。旧モデルに比べ、ファットよりのボディやはっきりとさせたラインのおかげで平岸流などの流れに乗せやすいと感じました。縦のフォールだけではなく、横の動きや流れに対してのレスポンスのよさは大きな武器になります。
新旧メタルフラッターは最強の武器になるルアー
メタルフラッターは、ジグミノーの飛距離とフラットサイドが生む派手なアクションと激情型シミーフォールでキレッキレのアクションをしてくれるルアーです。着底範囲をはずしにくいスローフォールでシャーローも攻略可能。縦の釣りのみならずマルチに活躍できるメタルフラッターは、多くのサーフアングラーの釣果をもたらしてくれるルアーです。縦横無尽に攻め尽くしましょう!
2023年秋頃には、メタルフラッター23gの追加情報もありますので楽しみです。入手しづらいですが新旧モデルは見たら買いのルアーです。ぜひ、体感してみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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