【BuleBlue】高次元のスタンダード！ブローウィン125Fスリムの使い方とインプレ

ブローウィン125Fスリムは14gと軽量ながら空力設計を追求し、向かい風や横風の時でも安定した飛行姿勢を実現しています。アクションはナチュラルなウォブンロールとシリーズ中で一番S字幅があるふらつくアクションで、速いスピードからスローリトリーブまでキッチリとバランスよく泳ぎます。サイズ的なインパクトが少ない細身ボディに3本フックシステムを搭載しており、バイトを確実にフッキングに持ち込みます。今回は、基本性能抜群のブローウィン125Fスリムをご紹介します。

ブローウィンシリーズのフローティングモデル

ブローウィン125Fは使うタイミングを選ばず、先発としてもかなり優秀なルアーです。何を投げたらいいかわからないときには、ブローウィン125Fで大丈夫ってくらいです。アクションはバタバタと強く動くタイプではないので、より繊細な食わせを意識して使っていけるルアーです。ブローウィンシリーズの特徴の一つであるジャーキングアクションも得意で、アクション強弱の幅の広さを持ったフローティングミノーです。

ブローウィン125Fスリムの基本スペック

ルアーのウェイトが14gと、どちらかというとサイズからして軽量な方になるかと思います。一般的にソルトミノーで120mmあればウェイトは18g程度がイメージしやすい。ブローウィンシリーズに80S、140S、140J、165F-slimがあります。

[全長] 125mm
[重さ] 14g
[リング] #3
[フック] #6×3

ブローウィン125Fスリムのカラーラインナップ

カラーラインナップは基本となる17色を展開しています。他のメーカーにはない、BuleBuleらしい派手目のアピール力があるものが多いです。ロッドワークでのアクションも得意なルアーにとって、ターゲットからのリアクションも取りやすいカラーになります。

ブローウィン125Fスリムの使い方

ブローウィン125Fスリムは、ダウンにはいってもしっかりコントロールできます。高い基本性能より、アップ→クロス→ダウンと足元までしっかり攻めることが可能です。基本的な使い方は難しく考えなくてOKです。スタンダードでありながら高いレベルの釣りに近づける使い方を知ってみましょう。

基本性能の高さを活かすただ巻き

基本となるただ巻きは、他のルアーに比べ軽い巻き抵抗感とウォブンロールアクション＋S字アクションが入るのが特徴です。通常のミノー同様の使い方で、サーチ的に広範囲をただ巻きで探ってみましょう。

早巻きからリトリーブ速度を落としていくと、ミディアムリトリーブくらいからルアーは大人しくなっていきます。ウォブリングは弱めでロールが強調されたアクションに変わり、巻きのスピード・ルアーアクションの強弱を意識するだけで色んな状況下にマッチさせることができます。

スイッチを入れるジャーキング

低活性時に効果的なジャーキングは、ブローウィンシリーズの得意とするアクションが出せる使い方になります。大きくロッドをあおりながら動かしますが、軽い力でもスライドしながら平打ちしてくれます。横方向にきれいにダートしますので、強いアピール力のフラッシングでリアクションバイトを誘発します。細身ボディでジャーキング時のしやすさや抵抗感が程よいのも◎です。

シーバスの口元へ運ぶドリフト

流れにルアーを馴染ませながら流していくドリフトは、ブローウィン125Fのダウンに入れても暴れすぎない利点を活かせる使い方になります。アップクロスでも存在感が消えるわけでもなく、ゆらゆらのデッドスローで食わせたり、流速に合わせたリトリーブがやりやすいです。割とテクニカルな使い方に対応して、サヨリやバチ抜けでも活躍します。

ブローウィン125Fスリムのインプレッション

実際に使用して体感したインプレは、基本性能よさと他にはないプラスアルファの攻めが高いレベルでできるミノーということです。バランスよく求められた能力に加え、操作性よく多彩なフィールドコンディションでの対応力があるスタンダードミノーです。

ブローウィン125Fの飛距離

ルアーのウェイトが14gと軽量でありながら、他社同サイズクラスのミノーとほぼ同等の飛距離が出せるのはスリムボディに小リップの空力抵抗を追求できている証。向かい風の時のブローウィンの風切りのよさも感じられる。軌道はライナー気味にキャストした方が飛行姿勢はよくなる傾向にあり、簡易計測でも50m前半程度は記録します。

ブローウィン125Fのアクションと潜行深度

形を見ればわかりますが、スリム＋小さめリップのため引き抵抗は小さいルアーです。アクションはウォブンロールしながらS字の軌道を描き、ジャークではダートアクション。ウォブリングのブルブル感はミディアムリトリーブ以上から感じれるレベルで食わせ能力の高い弱めのアクションです。潜航深度は30㎝〜60㎝くらいになり、状況下により異なりますが使いやすいレンジ感をキープしやすい印象です。

高いレベルで攻めていける

ブローウィンシリーズは違和感を与えにくい水平姿勢で流すことができるというところがあります。わずかにラインテンションをかけるだけで水平姿勢をキープでき、ロッドワークでの追従性に優れています。

流れを掴みやすいため、ルアーコントロールがしやすくなります。緩い流れや速い流れでもアクションに乱れが無いので、他社よりも状況適応能力の高さを見せつけます。アクションも多彩で、シンペンのような弱い誘いから、左右に大きく飛ばすジャークまで、レスポンスもよく高いレベルで攻めていけるルアーです。

ブローウィン125Fスリムは一味違うスタンダードミノー

ブローウィン125Fスリムは、自分が思い描いた通りの軌道でトレースしやすいルアーです。ルアー任せの釣りでも釣果を出していけるルアーですが、攻め込めるアングラーになれるルアーだと思います。普通じゃ無いスタンダードミノー。ブローウィン125Fのポテンシャルを活かして価値ある1本を手にしてみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。