造形と性能を両立して、どんなシチュエーションでも浅場を攻略出来るシャローミノーという構想から生まれたハーデス127F。MAX70mを誇る飛距離は安定した武器として、振り抜けよく、安定した飛行姿勢で投げ続けることが気持ちよく楽しめるルアーになっています。数多いシャローランナーの中から、ハーデス127Fのインプレをご紹介します。
ハーデス127Fの特徴
ハーデスの特徴ですが他のミノーと比べた時に圧倒的に水を受ける面積が多いことです。少しの水流変化でも非常に把握しやすいと言う恩恵を受ける事ができます。しっかり浮力も得られたボディは、デッドスロー引きでも水面直下をヨタヨタ動きアピールします。後発で出してきただけあって何処のメーカーの商品とも絶妙に動きが全く被らないのは見事なルアーです。
圧倒的な飛距離を生み出す独自の重心移動機構
「どんなシチュエーションでも浅場を攻略できる」を実現するため、まず求められたのが飛距離です。バスデイが得意とする独自の重心移動システムを採用し“MAX飛距離70m”を実現しています。
独自の重心移動システムとは「TSL(トーションスプリングロックシステム)」。トーションスプリングの弾性により、ウエイトの暴れをロック。キャスト時はトルクのある飛行エネルギーを獲得し、スイミング時はまるで固定重心の様なアクションを実現するという、タングステン球体ウエイトが4つ採用されたバスデイならではの重心移動システムになります。
遠投先から優れたレンジキープ力を発揮
遠投した先から回収まで。水面下20~50cmを前述したぶっ飛び構造によって、どんなシチュエーションでも浅いレンジの攻略が可能になっています。そもそもシャローエリアの使用も当然オススメですが、水深のあるエリアでも、ターゲットが水面直下で、ベイトフィッシュを捕食しているような時にも、一役買ってくれるシャローランナーです。
リアルアイ採用や大物にも対応する太軸フックを標準搭載
不意の大物にも対応する太軸仕様の#4を使用。秋のランカーシーバスはもちろん、青物や思いがけない大物にも耐える仕様になっています。リアルアイを採用し、ルアービジュアルのクォリティも高くなっているルアーです。
ハーデス127Fのスペック
ハーデス 127F
色:全10色 価格:¥2,475(税抜¥2,250)
サイズ:127㎜ ウェイト:25.3g
フック:#4 スプリットリング:#3
ハーデス127Fのカラーラインナップ
カラーラインナップは10色展開しており、今までのバスデイのラインナップには無いカラーが採用されています。おすすめカラーはアジャストベイトで、リアルなホロが所有感も満たしてくれるデザインです。アイに関してはシーバスの目をリアルに再現し、フラッシング効果や明滅効果の高いルアーカラーラインナップになっています。
ハーデス127Fの使い方
他のミノーと比べた時に圧倒的に水を受ける面積が多いです。少しの水流変化でも非常に情報が把握しやすいと言う恩恵を受ける事ができます。しっかりとした浮力も得られる為、デッドスロー引きでも水面直下をヨタヨタ動きアピールします。ハーデスを活かした使い方を知ってみましょう。
積極的にただ巻きだけで狙う
着水からのルアーの立ち上がりよく、ナイトゲームでのスローな巻きの釣りはもちろん、流れが強く水量の多い河川や、ルアーをなるべく違和感なく魅せたいデイゲームでの使用もただ巻き一つで攻略できます。サーフゲームでも飛距離、アピール共に広範囲にサーチすることが可能です。
塗装クォリティを活かすトゥイッチ
ハーデス127Fにはリアルなホロや明滅効果の高いカラーもあり、軽いロッドワークでのアクションが得効果的です。ターゲットからのリアクションも取りやすくなり、巻きの釣りに反応が得られない時におすすめの使い方です。
流しやすさ・コントロール性を活かすドリフト
他のミノーと比べた時に圧倒的に水を受ける面積が多いハーデス127F。そのため、ドリフトでの使い方をおすすめします。誰でも流しやすいルアーの部類に入ると思います。流している最中も揺らぎますので、バイトチャンスを多く得ることが可能です。
ハーデス127を実際に使ってみたインプレ
ハーデス127Fは、同サイズ感のシャローランナーに比べ、重量があり巻き抵抗もしっかりしています。手元へわかりやすく情報が伝わり、誰が使ってもコントロール性に優れます。ロッドはMLクラスでも使えなくはないですが、Mクラス以上がおすすめです。
ハーデス127Fの圧倒的な飛距離
振り抜けもよく、飛行姿勢も他のシャローランナー同等に安定している気がしました。所持している同クラスのシャローランナーだと1番飛距離出ています。簡易計測でも平均で64mを記録します。ハーデス127Fが1番重く、他と3g程度違いますので何とも言えない部分もあります。他社のシャローランナーでは届かないところから、攻めていけるのは大きなアドバンテージになります。
軌道を外れる千鳥アクション
個人的にはナチュラルな動きというより、結構アピール強めという印象です。ロールというよりウォブンロールが少し入っていて、他社シャローランナーよりは水受けからしても確実にアピール強めです。
ゆっくり巻くことでナチュラルなアクションを演出し、早巻きでは逃げ惑う小魚のような千鳥の動きも…。ウェイトルームの遊びがこの動きを実現していると思われます。
流れや風にドリフトさせるような使い方の場合、一瞬千鳥ような動きにも拘られ、コレが喰わせの間にもなります。狙いのターゲットに気づかせ、絶妙にスレさせないアクションが出ているルアーです。
他社シャローランナーとの使い分けができる
他社メーカーのシャローランナーをレンジ毎に見ていくとカゲロウ124Fは0~20cm、アイザー125Fは5~30cm、ハーデス127Fは20~50cm、カゲロウMDは最大で80cmの潜航レンジとなります。この微妙なレンジの差を実現しようと思えば使い分けができるということになります。個々のタックルバランスやセッティングにより、使いやすいルアーは限られてくる場合もありますので熟考してみましょう。
より遠くで食わせることが可能になったシャローランナー
食わせたい位置が遠い場合、ここはハーデスに軍配が上がります。 特にシビアな条件下では巻いては食わない事が大半を占めます。その際にはドリフトがしやすいハーデスの利点を活かし、描く弧の自由度や幅の広さで他社シャローランナーと差別化して釣果に繋げていけるルアーです。
ぜひ、使ってみて欲しいルアーの一つです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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