シーバスルアーに欠かせないジャンルの一つがウェイクベイト系のルアーです。水面〜水面直下をウネウネと引き波を立てるタイプのルアーで、イナッコの群れを捕食対象にしているシーバスに効果的です。ダイワのクロスウェイクRは、飛距離もさらに飛ばせるようになり、ラトルルーム拡大によるブラス音のアピール力もUP。存在感ある甘いラトルサウンンドに加え、ボラの稚魚が水面直下で発生させる引き波を忠実に再現した大人気の釣れるクロスウェイクRのインプレをご紹介します。
クロスウェイクRのスペック
クロスウェイクR90F-SSRは、全長90mmのウエイト13.7gに設定されています。シーバスが表層付近で小型ベイトフィッシュを偏食してるときに最適なサイズ設定となっていて、アクションはスネークロールで、水面に引き波が発生するようになっています。フックは、6番サイズのトレブルフックが標準で装備されています。
クロスウェイクR111F-SSRは、全長111mmのウエイト17.8gに設定されています。より広範囲にアピールできるモデルで潜行深度はこちらも最大で30cmほどで、水面を攪拌しスネークロールアクションするようにセッティングされています。4番サイズのトレブルフックが標準で装備されています。
アイテム | タイプ | サイズ (mm) | 標準 自重 (g) | 色数 | 有効レンジ (cm) | アクション | 標準装備 フック | メーカー希望 本体価格(円) |
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90F-SSR | フローティング | 90 | 13.7 | 10 | 水面~Max30 | スネークロール/水面引き波アクション | #6トレブル リング#3 | 2,050 |
111F-SSR | フローティング | 111 | 17.8 | 10 | 水面~Max30 | スネークロール/水面引き波アクション | #4トレブル リング#3 | 2,150 |
どちらのサイズも、小型のベイトフィッシュを模していて、シーバスの偏食傾向に合わせることができるルアーです。
ラトル音が大幅に向上
モアザン クロスウェイクRには、大きなラトルルーム+ラトルボールが設置されています。シーバスが好む重低音のビックラトルサウンドをしっかり響かせることで、集魚効果を高めているのです。イナッコの群れの中を通す際によく目立ちますし、広範囲からシーバスを呼び込むのにも効果を発揮します。
浮力見直しにより、シーバスの吸い込み易さが向上
モアザン クロスウェイクRは水面でアクションさせるルアーですが、浮力を若干弱く設定したことで超デッドスローリトリーブをおこなったときに、潜行レンジが下がり気味になります。ルアーが弾かれにくく、吸い込みバイトがスムーズに口の中に入るようになります。
ボディ内部構造変更+大型ウエイト搭載により、飛距離が向上
内部構造をブラッシュアップし、大型タングステンウエイトワイヤーオシレート機構を後端まで一気貫通。ワイヤオシレート重心移動のキックバックスプリングをハーフにすることで、キャスト後半のバネ押戻しがボディ中央に留まり、失速を低減。これらの相乗効果により、飛距離が更にUP。
クロスウェイクRのカラーラインナップ
モアザン クロスウェイクRには、全部で10種類のカラーバリエーションがラインナップされています。
視認性の高いカラーが多いのでシーバスに見つけてもらいやすく、水面引き波アクション時にはバイトの瞬間をとらえられるはずです。
クロスウェイクRの使い方
クロスウェイクRの基本的な使い方は、ただ巻きとロッドポジションの調整のみでOKです。あまり巻かずに流していくドリフト~ミディアムリトリーブがおすすめです。
リーリングスピードを意識しよう
特にデッドスローリトリーブによる水面直下トレースでは、ボラの稚魚が水面直下で発生させる蛇のような引き波(スネークロールウェーブ)が忠実に再現され、シーバスの好む重低音のビックラトルサウンドで引きつけます。イナッ子等のベイトが多くルアーが目立たないときはもとより、ベイトが少ないときでも広範囲のシーバスにその存在をアピールすることが可能です。
ロッドポジションで水面〜水面直下を攻略
ロッドポジションとリトリーブスピードとのコンビネーションにより水面~最大深度約30cmのレンジをトレース可能です。水面下へ潜らせたい時はティップを下げ、スロー〜ミディアムリトリーブで引いてきます。この30センチの幅を目一杯使い、攻略してみましょう。
流れに乗せてアクションをつけると効果大
上流から下流へと流れているタイミングであえてダウンクロスに投げて水の抵抗を強く感じながらスプラッシュさせたり、アップクロスにルアーを投げて糸ふけを取りながら水の流れに乗せ、そこでトゥイッチすることで『ラトル音+クネクネと水面下でアクション』でアピールします。
弱ったベイトが流されてくる様を演出することができます。たったこれだけでシーバスの反応をガラリと変えることができ、バイトチャンスを多くすることができる有効的な使い方です。
クロスウェイクR111F-SSRを実際に使ってみた
実際に使用して体感したインプレは、基本性能よさはもちろんですが他にはない独特なアクションと存在を示す甘いラトルサウンンドが出せるウェイクベイトはクロスウェイクRだけということです。ハクやイナッコの群れを捕食対象にしているシーバスに効果的で評価が高く、パフォーマンスに優れた釣れるルアーのポイントを知ってみましょう。
もうひと伸びを実感した飛距離
ウェイク系ルアーはボディの形状やリップの大きさなどから、空気抵抗が大きくて飛ばない物が多いジャンルです。クロスウェイクは重心移動システムを搭載しているので抜群の遠投性能を誇ります。
内部構造をブラッシュアップし、大型タングステンウエイトワイヤーオシレート機構を後端まで一気貫通しています。ワイヤオシレート重心移動のキックバックスプリングをハーフにすることで、キャスト後半のバネ押戻しがボディ中央に留まり、失速を低減してくれます。飛距離が更にUPしたことにより、以前よりも広範囲を攻略可能です。
同サイズの引き波系ルアーではトップクラスの飛距離と高レスポンス、レンジキープ力、安定性能を有しています。
誰でも扱いやすいウェイク系ルアー
クロスウェイクRは誰が引いても水面直下をキープしやすいルアーです。玄人だけでなく初心者でも扱いやすいルアーだと感じています。
アクションは幅の広いウォブンロールよりのかなり強い波動を発生させるハイアピールタイプのルアーで手元に伝わる情報もわかりやすいです。魚がルアーを発見しにくい荒れた状況や濁ったタイミング、ベイトが多すぎる時でもしっかりとアピールしてくれます。
ドリフトさせながらのトゥイッチが効果的
ただ巻きで反応が得られない時などは、アップクロスにルアーを投げて糸ふけを取りながら水の流れ乗せます。
そこでトゥイッチすることで『ラトル音+クネクネと水面下でアクション』でアピールし、弱ったベイトが流されてくる様を演出することができます。ラトル音とクネクネしながらヒラ打ちすることで多くのリアクションを得ることができます。
ウェイク系ルアーでビッグワンをゲットしよう!
クロスウェイクRはウェイク系ジャンルの中で最もお勧めできるルアーです!抜群の飛距離とシーバスの好むラトル音やアクションでシャローエリアの表層系ルアーにおいてはこのルアー1個あればいいんじゃないか?と思ってしまうほどです。
ウェイク系ルアーを使ったことがない方、そもそも表層系ルアーにまだ手を出せていない方は是非まず初めにクロスウェイクを使ってみてください!扱いやすく流している位置もわかりやすいので初心者の方へもおすすめです。
他のウェイク系ルアーを多用する方も、よりパワーアップしたクロスウェイクRを選択肢にいれてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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