ダイワのバレンテはスリムシンキングペンシルにおける革命的ルアーです。それはメタルプレート搭載の2つのアイ構造をもつため、1つのルアーで質の違う2つのアクションを演出することが可能だからです。90Sサイズは、バチ抜けシーズンからイワシやハクなどのマイクロベイトパターンまでベイトサイズが大きすぎない時期ではあらゆるシチュエーションで使えるルアーです。サイズアップの115mmサイズが出たことによりさらに使える幅が広がりました。今回はタックルBOXに必ず入れておきたい通年使える多彩な万能ルアーをご紹介致します。
バレンテのラインナップ
サイズ | 自重 | 潜行レンジ | フック&リング | 飛距離 | メーカー希望 本体価格 |
90mm | 11.8g | 水面直下~約80cm | #10トレブル #2リング | Max63m Ave61.2m | 1,700円 |
115mm | 21g | 約10~60cm | #10トレブル #2リング | Max73.5m Ave70.7m | 1,900円 |
上のアイ使用時:デッドスロー~スローリトリーブ対応でスローピッチワイドスイングアクションをします。トゥイッチでは、ライントラブルもほぼ無くイレギュラーダートを発生し食わせの間を作れます。
下のアイ使用時:スローで震えるようなタイトバイブレーションと水面ドッグウォークも可能でロッドワークの追従性もよいルアーです。固定重心ながらスリム&エアロデザインにより遠投性能に優れているので広範囲を攻略可能です。
バレンテは通年活躍するルアー
90Sは、バチ抜けシーズンからイワシやハクなどのマイクロベイトパターンまでベイトサイズが大きすぎない時期ではあらゆるシチュエーションで使えるルアーです。
サイズアップの115mmサイズが出たことで、より広範囲にサーチが可能になり大きくなったベイトサイズに合わせることができます。
シーバスに効くスリムなシルエットは、タフコンディション下でも飛距離に大きく貢献しています。メタルプレート搭載の2つのアイ構造をもち、1つのルアーで質の違う2つのアクションを演出することが可能なので状況に合わせた使い方ができます。
実際に使ってみて感じたインプレ
実際に使用してみたことで、アクションの質や圧倒的な飛距離があるバレンテシリーズの基本性能の高さに納得できました。シーバスからのコンタクトをすぐに得ることができ、通年使用できるルアーです。それぞれ解説していきます。
多彩なアクション
動画で読み取れるアクションの質をみてみましょう。
上アイの通常のリトリーブでは、いわゆる「水面直下をお尻を振るようなアクションのシンキングペンシル」という感じです。特に90Sは、ロッドティップを下げてチョンチョンとトゥイッチングさせると水面から水面直下にかけてイレギュラーダートアクションが演出可能です。
シンペンなのでダート時に抵抗が少ないですが、ダートのみの使い方ということになります。シンキングペンシルとして使い、さらにダートでも誘えるという事で、活用できる範囲は広くなります。
下アイの通常リトリーブでは、スローで震えるようなタイトバイブレーションアクションで弱った小魚を演出できます。徐々にスピードを上げるとテールスイングアクションへ変異していきます。
この2WAYアクションでその日の状況によるアクションの使い分けができるルアーです。ロッドティップを上げてトゥイッチングアクションをさせれば水面をドッグウォークしながらパニックアクションを演出することも可能です。
また、アクションさせたあと操作を止めると、ローリングしながらフォールするのでそこでもう一度バイトを誘うことができます。
圧倒的な飛距離
飛距離はどちらのサイズも自重があるのと、スリムなシルエットなので空気抵抗が少なく、良く飛びます。メーカー記載の飛距離は十分に出るのでタフコンディション下でも使用できるレベルです。
細身のシンキングペンシルは振り抜けもよく、飛行姿勢も抜群です。クルクル回って失速するようなことはありませんでした。
最後に
バレンテは、メタルプレート搭載の2つのアイ構造で質の違う2つのアクションを演出することが可能なルアーです。バチ系のルアーでも使えますし、ベイトフィッシュ系のルアーでも使えて、マイクロベイト系でもいける1年中あらゆるシチュエーションで使用できる超万能シーバスルアーです。
多彩なアクションとロッドワークのしやすさ、圧倒的な飛距離はシーバスアングラーなら持っていて損はしないルアーです。細身のシンキングペンシルの持つポテンシャルと、シーズナブル関係のないバレンテをタックルBOXへ入れて数多くのシーバスを釣ってみましょう。
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