ライトゲームと言っても、常夜灯の下、漁港、河川などには、様々な対象魚が存在します。アジやメバル、メッキやカマス、チヌやシーバス、ロックフィッシュ、時にはイカなど、釣りをしていると多くの対象魚と遭遇することがあります。そんな時に、「このルアーを投げることができれば釣れるのに…、このロッドではこのルアーウェイトは投げられない…」等々、千載一遇のチャンスを逃してきたアングラーは少なくないはずです。そういったチャンスを楽しくモノにできるロッドがライトゲームミックスです。今回は、ジャクソンのロッドであるライトゲームミックスをご紹介します。
オーシャンゲートライトゲームミックスシリーズのラインナップ
取り回しが良く広範囲を探れるレングス設定、さらにあらゆるライトゲーム系で使用するルアーウェイトを快適に操れるパワー、テーパー設定に調整されたロッドに仕上げられています。
なお、ソリッドティップとチューブラーの2本がラインナップされています。
JOG-74L-K ST LGMIX(ソリッドモデル)
1g後半のジグヘッド単体からキャロやメタルジグ、ワインド、ライトテキサスやフリーリグなどの縦に捌くアクションを得意としたショートソリッドモデル。
ショートソリッドを搭載することによりティップのブレを制御し驚くべき操作性を実現。シャープでありながらもバイトに対するレスポンスはソリッドティップの有効性を最大限に引き出しています。
チヌのボトムゲームや2.5号~3号クラスのエギをショートピッチでジャークするのにも長けているモデルになっています。
・全長:223cm
・自重:93g
・継数:2本
・仕舞:115cm
・先径:0.8mm
・適応ルアーウエイト:1.8〜19g
・PEライン:0.2〜0.6号
・パワー:ライト
・アクション:エクストラファースト
・メーカー希望価格:20,350円
JOG-76L-K LGMIX(チューブラーモデル)
1g中盤のジグヘッド単体から、キャロやメタルジグはもちろん、プラッキングなどの横に捌くアクションまでを得意としたマルチチューブラーモデル。
操作性を重視したファーストテーパーでありながら、ティップに僅かな振り幅を持たせることにより、プラッキングにおける、トゥイッチやジャークといった操作にも一役買っています。
チヌのトップゲームや1.5号~2.5号クラスのライトエギングにも適したモデルになっています。
・全長:228cm
・自重:91g
・継数:2本
・仕舞:118cm
・先径:1.1mm
・適応ルアーウエイト:1.5〜17g
・PEライン:0.2〜0.6号
・パワー:ライト
・アクション:ファースト
・メーカー希望価格:19,800円
オーシャンゲートライトゲームミックスシリーズの特徴
2万円台を切る優れたコストパフォーマンスでありながら、一般的なアジングやメバリングロッドよりも強めのパワー設定でチニングや根魚釣り・ライトなエギングなど万能に対応するロッドになります。
ルアーウェイトの幅を持たせることに成功しながら、あくまでライトゲームに拘ったジャクソンのLGMIX(ライトゲームミックス)は主に1本のロッドで色んな魚を釣りたい、ライトゲーム初心者~中級者の方におすすめなアイテムです。
PEラインの使用も安心のガイド設計
オーシャンゲートライトゲームミックスのガイドシステムは、Fuji社製Kガイドフレームとリングはアルコナイトが採用されPEラインの使用も安心の設計となっています。
JOG-76L-K LGMIX(チューブラーモデル)の使用感
宣伝文句通り、ルアーウェイトの幅を広く持ったクセのない非常に扱いやすいロッドです。ライトゲームロッドでありながら懐が広いロッドなのでエサ釣りのちょい投げまで幅広く釣りを楽しむことができます。
キャストやファイトで曲がり込んだ際も、綺麗にバットまで曲がる印象で、竿全体を活かせている感覚があります。
飛距離
実際にオーシャンゲートライトゲームミックス76L-Kをキャストした感覚としては、平均的な飛距離は確保されている印象でした。高級なロッドと比較すると振り抜き感がやや重たいかな程度、それと微妙に飛距離が落ちるような感覚はあります。
しかし、価格を考えればお値段以上が感じられる性能は十分にあり、ライトゲーム初心者~中級者の方であれば、十分使いやすいロッドだと思います。
ロッドの重さ・感度・反発力など
ライトゲームLGMIXシリーズは、若干パワーを持たせたライトゲームロッドになっています。91gの重量のロッドの使用感としては、一般的なアジング・メバリングロッドと比較すると、やはり重たいロッドになります。
ブランクス自体が軽さを重視したものではなく、粘り・剛性を重視した設計に感じるので、ある程度は仕方ないでしょう。万能にチニングや根魚などまで狙うのであれば、十分使える範囲内です。
PEラインと組み合わせて使用すれば、実釣に必要な感度は十分確保できる印象です。小さな豆アジのアタリでも余裕で分かりますし、特に不満は感じていません。
ロッド操作でルアーをキビキビ動かす釣りにも使いやすいテーパーになっており、バット~ベリーに掛けてはしっかりとした粘り・剛性感があります。30センチ後半のクロソイとのファイトも難なくこなしてくれました。
使えるルアー
スペック的には1.5g~17gになっています。主に3g~12gくらいまでのルアーが扱いやすい印象です。
しかし、実際に使った感触では、3g以下のルアーになると、ロッドが強くて操作感がかなり分かりにくいです。特にPEラインを使った場合は、よりフワフワした感触になりやすいでしょう。
シーバスプラグの12gクラスなど、少し重ためのメタルジグやプラグも十分使えるので、色々なルアーを試せるのは大きなメリットです。
合わせるリール番手
ライトゲームミックスに合わせるリール番手は【LT2000〜LT2500】番がおすすめです。ラインによって、使い分けてもいいですし、狙う対象魚が少し大きい場合は2500番にする使い方もおすすめです。
個人的に91gのロッド自重は、バランスも取れるリールが多い印象です。ハイスペックの軽量リールじゃなきゃいけないということはありません。
オーシャンゲートライトゲームミックスのよくない点
17gまでルアーウェイトが対応はしているものの、上限値クラスのルアーを弾き出したときの気持ちよさはなくダルさがあります。他のロッドでも同じことがいえますが、表記よりも下のルアーウェイトがメインとなるでしょう。それでも懐の広いロッドであることは確かです。
オーシャンゲートLGMIXは多くの対象魚に対応するロッド
7フィート中盤の取り回しがよく広範囲を探れるキャロやフロートリグ用のロッドを設計して、それをベースにベリーからバッドにかけてのパワーをプラスしたモデルです。
通常のロングレングスのアジングやメバリングロッドでは成しえることができなかったルアーウェイトの幅を持たせることに成功し、様々な場面でライトゲームが楽しめます。
ルアーゲームのみならず、ちょい投げでハゼやキスも狙えるライトゲームミックスをぜひ体感してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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