エクスセンスシリーズのモニカ125Fは、水面直下~30cmのシャロ―レンジをレスポンスのよさとキレのあるウォブンロールアクションで攻略します。アップに投じてクロスに転じた瞬間のアクション変化をも設計に落とし込み、さらに平均60mを超える飛距離を実現しています。これは干潟や水深の浅い河川などの広大なシャロ―エリアにも対応して、レスポンスよく広くターゲットを探れる仕様にしてあります。今回は、河川の流れを利用したドリフト釣法も得意とするモニカ125Fをご紹介します。
激戦区ジャンルに挑むモニカ125Fの特徴

見た目や質感もごくありふれた、スタンダードなシャローランナーといったところのモニカ125F。季節やパターンを比較的選ばず使えるサイズ感で、ジェットブースト搭載により平均60mを超える飛距離を実現しています。
水受けのよさそうな浅めのレードル系のリップは、潜航深度が水面直下から30cmとシャローレンジ攻略を得意とします。アクションはロール主体のウォブンロールでロール角を大きく設計し、ベイトライクな艶めかしさを目指した仕様になっています。
モニカ125Fのスペック

他社と比較しやすいスペック。好みのシャローランナーを見つけてみましょう。
タイプ | 全長(mm) | 重量(g) | 飛距離(m) | 潜行深度(参考値)(m) | スイムフォーム(角度(°)) | 流速スペック(cm/秒) | フック | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フローティング | 125 | 22 | 61 | ~0.3 | 10 | 66~ | #4 x 3 | 2,250円 |
モニカ125Fのカラーラインナップ

カラーラインナップは8色展開しており、シマノらしいキレイなカラーリングとなっています。チャート系からナチュラル系までデイ&ナイトで幅広く対応できます。
モニカ125Fの使い方
やはり、モニカ125Fは巻きやドリフトで使いたいところ。水受けのよさと飛距離を活かしてサーチしていくには扱いやすいシャローランナーです。ここでは使い方についてご紹介します。
じっくりと巻きで使いたい

モニカ125Fはアクションが安定したシャローランナーで、水深が浅く流れの緩い河川でも使いやすいルアーです。巻き速度は、スロー〜デットスローの巻き速度が適しています。巻き感度もよいルアーですので、巻き速度は意識してリトリーブしましょう。
ドリフトでアプローチする

モニカ125Fはアップクロスからダウンに入っても動きが破綻せず、安定したウォブンロールアクションで足元まで魅せ続けることが可能です。
わずかな水圧をかけるだけでアクションし始め、シーバスの捕食スイッチを入れることができるモニカは、流れのある状況下でのドリフトが有効的な使い方です。
シーバスが定位するであろうピンをイメージしながら上流側へキャストし、立ち位置と着水点、流速とリトリーブスピードの調整でトレースコースを導き出しシーバスのバイトゾーンへとアプローチするのに適しています。
トゥイッチを時折混ぜて使いたい

モニカ125Fのトゥイッチアクションも魅力的で、ロッド先端の軽い入力でアピール力のよい平打ちアクションをみせてくれます。パニックになったベイトを演出しやすく、ターゲットに追わせるアピール力があります。表層でベイトが追われている時や、他のアクションでは反応しない時に有効な使い方です。
モニカ125Fを実際に使ってみたインプレ

安定的に入手のしやすいことやトータルバランスに優れて扱いやすいとなれば、迷ったらモニカ125を選択しとくのはありだと思います。
モニカ125Fのキャストフィール

このルアーには、シマノ独自のテクノロジーであるジェットブーストを搭載しています。ジェットブーストによって、キャスト時は中のメインウェイトが後方へ移動して、風の影響を受けやすいシチュエーションでも安定した飛距離を実現します。概ね、50m後半をしっかり飛ばすことができます。
しっかりとした引き抵抗感

操作感において重要な引き抵抗とアクションの立ち上がりのよさは、即座にアクションしてバイトチャンスを演出してくれる大きな魅力の一つです。初心者の方が使用していても、手元にはっきりしたアクションを感じることができます。
しかし、ダウンドリフトだと動きすぎる点が気になりました。アップクロスだったり、流れが比較的緩いところだといい感じのアクションをしますが、流れが速いとウォブリングが強すぎる印象がありました。
他社シャローランナーと比較

125㎜という季節、パターンを選ばず使える絶妙サイズ感で他社シャローランナーとの比較もしやすいモニカ125F。見た目、質感もごくありふれた、スタンダードなシャローランナーといったところ。
飛距離に関してはメガバスのLBOIIとアイザーのタングステンボールの重心移動機構に比べ、少し伸びが見られました。
lure | アイザー125F | カゲロウ124F | モニカ125F |
平均飛距離(m) | 57m | 56m | 58m |
引き抵抗感から感じられるように、違いはアクションの質にあると感じます。アクションの強弱で言えば、アイザー125Fやカゲロウ124Fよりも強め。アクションによるアピール力はあると感じます。
シャローランナーを一つに絞りたいならモニカ125Fもあり
モニカ125Fは安定した飛距離と基本性能よさ、サーチミノーとして広範囲から魚を呼ぶことが可能となっています。巻き感が明確で水の中のルアーが、どのような状態なのかをイメージしやすいルアーです。皆さんも体感してみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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