INX Label × BlueBlueとのコラボ第2弾として生まれたアミコン40Sは、ワインドワームのようなダートアクションをプラグで完全再現することに成功。ワームをセットする煩わしさを感じさせずに、プラグでしか実現出来ないアクション後の浮遊感を持たせることができます。トレブルフックを2本搭載し、リアクションバイトも絡めとることができます。今回は、ターゲットも幅広く魅了するアミコン40Sをご紹介します。
アミコン40Sはリアクション&食わせ能力の高いルアー
加来匠さん監修のもとBlueBlueから発売されたルアー「アミコン40S」は、やや個性的なフォルムをしていて、ダートによるリアクションバイト狙いと食わせを両立したアクションのルアーです。
アミコンを使う時はスロー気味に動かし、ラインスラッグを軽く弾くような感じでアクションさせるとよいアクションをさせることができます。まずは、見える場所にキャストして動きの癖や操作感を覚えてみましょう。
アミコン40Sのスペック
キレのあるワインドダートでアジ、メバルを魅了!ワインドワームのようなダートアクションをプラグで完全再現!
[全長] 40mm
[重さ] 3g
[リング] #00
[フック] フロント#14 リア#16
アミコン40HS【heavy sinkingモデル】
入手困難モデル。アミコン40Sのウェイトチューンで楽しもう!
[全長] 40mm
[重さ] 4.4g
[リング] #00
[フック] フロント#14 リア#16
アミコン40Sのカラーラインナップ
アミコン40Sのカラーラインナップは、基本カラー全12色展開となっています。グローカラーも多く、デイでもナイトでも活躍してくれそうです。
アミコン40Sの特徴
アミコン40Sはバイブレーションのような形状で、アイが前方に配置されています。ヘッドボディも横に太いフォルムをしています。巻いてる感覚はシンキングペンシルのような感じですが、アミコン40Sは頭からフォールしてアゴで底立ちします。ここではアミコン40Sの特徴をみていきましょう。
根掛かりにくい
アミコン40Sは非常に根掛かりしにくいプラグです。それはボトムでのアゴ立ち姿勢にあります。後ろのフックは浮いてユラユラしています。
アミコン40Sはヘッド部が非常に横幅があるので前のフックが根掛かりしないようにカバーしています。これによってフックが何かに引っかかることが少ないのです。
それに加えてアイの位置が頭の上にあるので、ロッドでチョンチョンとあおってやれば上に跳ね上がりやすい。非常に根掛かり回避能力が高いです。
アミコン40Sはプラグなのでヘッド部のウェイト部以外は浮力帯になっています。テキサスリグやジグヘッドなどでは狭い隙間に挟まったり、落ちて間に入り込んでしまいますが、アミコン40Sなら姿勢と浮遊感で回避が可能です。
フックチューン可能
アミコン40Sは、より根掛かりさせないようにすることも可能です。それはフックをチューニング変更することです。
ただでさえ、根掛かりしにくいアミコン40Sを更に根掛かりしにくくするのはフロントフックを外し、テールを純正またはダブルフックへ変更します。これでほぼ根掛かりすることはありませんでした。
攻略をためらっていたポイントでも活躍してくれます。根がキツイようでしたら、試す価値は大いにありますのでフックチューンを考えてみましょう。
ウェイトチューン可能
アミコン40Sはとてもスローにフォールします。そのため、水深が深いとボトムを取るのに時間がかかります。潮が速いと流されてしまってボトムを取れない場面もあるかと思います。
そんな時はアミコン40Sのアゴ下に、ウェイトシールを貼り付けるのがおすすめです。フロントフックアイにアゴリグシンカーなども試してみましたが、いいアクションが出にくくなります。
ウェイトシールにすることでアクションを犠牲にせず、アゴ下の保護にもなりヘビーシンキングモデルに近いプラグへと変化します。
ちょっとしたチューンをするだけで、水深や潮流の速いポイントでも問題なく使えるようになります。
アミコン40Sの使い方
アミコン40Sはラインスラッグの使い方などでアクションがかなり変化します。見やすいカラーを使い、挙動を確認しながら扱いに慣れていきましょう。上手くできなくても巻きやフォールで十分に食わせていけるルアーですので、ここでは使い方をみていきましょう。
ダート&フォール
まずは、任意のレンジまでジックリ沈めてから軽めのロッドアクションで2~4回ほどダートさせます。ダートさせて浮き上がった分を3〜4秒くらい沈めなおします。この動作を少しラインスラッグを出し気味にしつつ軽く操作すると、キレイな軌道でワイドにほとんど手前にルアーを寄せずに動かすことが可能にまります。
このレンジキープ力とダート幅はジグヘッドリグには出せないアクションなので、アミコンのよさが発揮できる使い方です。
ボトムダート&ステイ
ボトムに着く根魚や低活性なターゲットを狙う時におすすめなボトムダートは、スローなフォールで丁寧に誘いを掛けることができます。ボトムまでルアーをしっかり沈めたら、軽いロッド操作で2~3回ほどアクションさせて再び着底の繰り返しを行います。
その際にボトムを取ったら放置しておくだけで、顎立ちしたままユラユラと勝手に動いて誘ってくれます。浮力を持ったプラグならではの強みを活かすことでバイトが多く得れる有効的な使い方です。
ただ巻き
アミコン40Sは巻くとウォブリングします。ウォブリングと言っても激しいアクションではありません。大人しいウォブリングで、メバルも違和感を感じにくいような微波動アクションです。
キャストから回収までずっとただ巻きするだけでもOKですが、ダート&フォールなどと組み合わせて時々ただ巻きを入れて使います。ルアーの動きに変化を出し、食わせの間としての役割を狙って使います。
アミコンを巻きで使う時はスローに巻くのがおすすめで、かなり細かくユラユラと動き、微波動を発生させます。ダートアクションと組み合わせることで、ダートに反応するものの食い切らない魚にバイトさせる効果が期待できる使い方です。
アミコン40Sを実際に使ってみたインプレ
アミコンを使う時はスロー気味に動かし、ラインスラッグを軽く弾くような感じでアクションさせるとよい動きでターゲットを魅了します。他にはできないアクションができるアミコン40Sは、使いこなしていくほど楽しいルアーです。ここでは実際に使ってみたインプレをご紹介します。
飛距離
アミコン40Sの飛距離ですが、正直言って遠投性能に優れたプラグではありません。だいたい20m中盤といったところで、バイブレーションのようなファットなボディに対してウェイトは3gと、ダート対応で浮遊感も大切にしたプラグとしては妥当かなと思います。
漁港内の敷石やケーソンが沈んでいるエリアなどの小場所で使うのに適していて、遠投が必要な状況下や風が吹きつけるコンディションでは正直言って使いにくい時があります。
飛距離よりも、ここぞのポイントで丁寧に探れるルアーという印象です。飛行姿勢やキャストフィールもファットボディのため、そこまでよい感じはしませんでした。
着底姿勢とフックを変更でより根掛かりにくい
下に張り出した位置に重量が集中しているので、フォール姿勢はかなり安定しています。素早く沈下するのではなく、ダート系プラグとしてはややスローに沈んでいきます。
フォールの安定感と立つ姿勢により、小場所での根魚類をスロー気味に誘い、フォールでバイトさせるのは得意なルアーです。水深が浅い場所でサイトフィッシングでもしっかり誘いと食わせの間が作りやすいです。
フロントフックを外し、テールを純正またはダブルフックへ変更するだけで根掛かりがかなり軽減します。ポイントによりカスタムしてみましょう。
ダートでも巻きでもバイトが出る
ローテーションの一角にすると面白いルアーです。岸壁近くの捨て石を根掛からないよう、ダートの後にただ巻きを入れると巻き上げでバイトが出たりします。スラッグを上手く使えないアングラーでも、巻きとフォールだけで簡単に楽しめるルアーだと感じました。
また、使えるレンジの幅が広いので幅広いターゲットを攻略することが可能なルアーです。
アミコン40Sはダートアクションが魅力の食わせルアー
今回はアミコン40Sのインプレをしました。
- 飛距離はルアー形状やスペック的に普通クラス
- フォールスピードはスロー
- ラインスラッグを使ってダートさせるとワイドアクションが出せる
- 巻きで使うと微波動でウォブリング
- ダート&食わせアクションを両立したルアー
- 使えるレンジの幅が広い
要点をまとめるとこんな感じになります。
浮遊感を意識した丁寧なダート釣法で使えるプラグは他にありません。巻きでもフォールでも釣れる。更にはボトムでも根掛かりしない万能プラグをぜひ試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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